新しいオフィスや住居、店舗を利用して退去するときに必ず行わなければならないのが「原状回復」です。

でも原状回復を行った経験がある人は多くありませんので、不動産などに頼んでから「高い金額を請求された」と嘆く人も見受けられます。
そもそも、原状回復にかかる費用の相場がどれくらいなのかといった知識がないことが原因でしょう。

今回は、退去時に必要な原状回復の費用相場を紹介していきます。

原状回復の費用は、施工業者や工事部分によって差が生じますので、参考程度にみてください。

 　　住居の原状回復の費用相場

部屋の広さが30㎡未満とそれ以上で費用相場が異なってきます。

30㎡未満の場合は20,000円から40,000円、30㎡以上の場合は1㎡あたり1,000円程度が相場です。住居の場合は原状回復のほかにルームクリーニング代も請求されますので、注意しましょう。

 オフィスの原状回復

オフィスの原状回復でよく行われるのが、床や壁などを変えたり、会議室を作ったりした場合の内装解体です。

相場は一般的に、坪単価25,000円～30,000円前後と言われています。しかし物件を管理する不動産や賃貸人によって金額は大きく異なります。

特に、大手企業が賃貸人の場合は、業者が指定される場合があるため、通常の法人よりも費用が高くなってしまう傾向があるのです。

逆に小中規模のオフィスだと、原状回復を行う業者を自由に選べるため、価格を抑えながら適した原状回復業者に依頼できるのです。

 店舗の原状回復

店舗の原状回復で典型的なのが、看板の撤去や店内の設備撤去です。飲食店でもショップでも、それぞれに必要だった設備を追加で設置していることが多いため、住居などの原状回復とは異なってきます。

費用相場は小売店で坪単価16,000円～23,000、飲食店で坪単価16,000円～25,000円と言われています。

これらの費用相場はあくまでも目安であり、委託業者や立地、原状回復箇所によって大きく左右されます。無料でお見積りや質問受付をしてくれる専門業者がありますので、いくつかの業者に相談してみてはいかがでしょうか。