「原状回復工事をしたいけど、どれくらいお金がかかるの？」

賃貸物件を退去する際に必要な原状回復工事。
あまり慣れないことゆえ、お金のことがわからない方が大半ですよね。
賃貸住宅では、ある程度の損傷は自然劣化とされ、借主が負担する必要はありませんが、店舗やオフィスの場合は、原状回復工事が必要な場合が多いですよね。

そこで、原状回復工事にまつわる費用のことをまとめてみました。

■設備の撤去
飲食店であればキッチン、そのほかでは仕切りなど、物件に後から取り付けた設備を撤去する費用が大半を占めています。

相場としては、平方メートルあたり8000円ほどです。
ですが、設備の複雑さや量によって、費用は増減することがあります。

■人件費・資材費
工事のための人手、材料のお金です。
素人がこれらに関して介入することは難しいですが、多めに手配されていないかは必ず確認しましょう。逆にコストカットをし過ぎていても、雑な仕上がりになってしまうかもしれません。

■ハウスクリーニング
賃貸借契約書に、ハウスクリーニング特約の記載があれば、ハウスクリーニング費用も負担しなければいけない場合があります。

しかし、軽い負担で済むことが大概であり、いくらなのかを明確にしておきましょう。
目安としては、10畳のアパートで高くとも３万円ほどです。１０万円ほどとなると法外といってもよいかもしれません。
■敷金・保証金で負担することもあります
だいたいの場合、原状回復工事のための費用は、契約の際に支払った、敷金や保証金などから支払われます。
ですが、敷金礼金なしの物件であれば注意が必要ですし、敷金・保証金から原状回復工事の費用がいくら返ってくるかは大事な問題ですよね。
しっかりと相場をおさえ、何にどれくらいお金が使われているのか明確にするようにしましょう。

■まとめ
原状回復工事には、だいたいこのような費用が絡んできます。

正確に把握して、無駄のない工事をすることができるといいですね。
きもちよく賃貸物件とお別れができますように。