賃貸アパートやマンションから引っ越しをする際に、必ず不動産会社による室内の確認があり、修繕部分がないか厳しくチェックすることで原状回復費用の支払う金額が変わってきます。
普通に生活をしていく上で出来てしまう壁や畳のヤケなど自然に出来る経年劣化による設備不備に関しては、支払いはせずにそのまま貸主に明け渡すことが出来ます。

ただ自宅でペットを飼っているというご家庭や、喫煙者が多い場合どうしても発生してしまうのが室内のにおい問題です。
特に喫煙は煙に含まれるヤニが壁紙に黄ばみを作ってしまったり、部屋全体にタバコのにおいが付いてしまう原因となるため、基本的にわかりやすいにおいのトラブルがある場合は、借り主負担で室内のクロスの張替えを行う必要があります。

そこで同居している方、もしくは自分自身で喫煙をするという方は、室内のタバコの臭い対策として普段から室内に空気清浄機を設置して煙が室内に充満する状態を防ぐことがおすすめです。

窓を開けて空気の入れ替えを行う方法もありますが、冬場など気温が下がってくると常に窓を開けておくことは不可能なので、空気清浄機を利用すればタバコの煙をしっかり吸い取って、清浄な空気に入れ替えてくれるので定期的にフィルター交換だけはきちんと行うようにしましょう。

壁のクロスなどにタバコのヤニが目立つという場合は、重層と水を1：9くらいの割合で混ぜ、雑巾を浸してしっかり絞りクロスを優しく拭き取るようにすると汚れを落とすだけではなく、消臭効果も期待することが出来ます。
特に毎日喫煙をしているという場合は、最低でも1週間に一度はこのお手入れを行うことで、クロスの汚れを大きく抑えることができます。

重曹で掃除を行った後は、重曹を使用していない綺麗な水で絞った雑巾で再度拭き取るようにすると、クロスに汚れが残らず綺麗に仕上げることができます。
重曹は化学薬品ではないので安心して利用することができますが、木材や畳などの掃除に使用してしまうと変色を引き起こしてしまうため、利用する場合は注意をしましょう。