原状回復とスケルトン工事、両者の違いについて解説
2019/02/11
こんにちは。
賃貸契約で借りている部屋を退去の際に多くの場合で必要となる手続きがあります。
その中でもよく聞かれる言葉に「原状回復」や「スケルトン工事」といったものがあります。
「原状回復とスケルトン工事って聞いたことはあるけど実際にどんな違いがあるのかわからない」というかたに向けて、今回はそれぞれの言葉の違いをご紹介します。
□原状回復
原状回復は言葉の通り元あった状態に戻すという意味です。
具体的には入居前の状態に近い状態で借主が貸主に部屋を返却するための工事や作業のことを指します。
特に商業用に部屋を借りるにあたり、入居者がその用途に応じて部屋の改修や改装を行うことがあります。
そこで行なった変更を契約に基づいて必要なところまで戻すことが求められます。
また元の状態から汚れや傷などが借主の責任によって発生している場合、修繕等を求められる可能性があります。
居抜き物件として再利用されたりする場合は割合としてこの原状回復が多くなります。
□スケルトン工事
一般的にスケルトン工事は住宅用の賃貸ではなく商業用の賃貸で用いられる言葉です。
原状回復とスケルトン工事は意味を混同して使われることがありますが、厳密には違う言葉です。
スケルトン工事の場合は内装を全て取っ払い、建物全体の支えとなる柱や壁などの基礎のみを残した状態で貸主に返却します。
建物が鉄筋コンクリート構造の場合、スケルトン工事を行なって部屋を明け渡すときの大半はコンクリート打ちっ放しの状態で貸主に返却されることになります。
また入居時点でスケルトン工事が行われた部屋を借り入れた場合、退去する際は原状回復とスケルトン工事を同じ意味として使うことができます。
次の入居者が新たな設備等を新設しやすい形がスケルトンの状態であると言えるかもしれません
□まとめ
以上、今回は原状回復とスケルトン工事の違いについてご紹介しました。
非常に似た概念で間違えやすい言葉ですが、重要な違いであるため正確に理解しておくことが必要です。
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