原状回復業者が解説、床の張り替えにかかる費用は？
2019/03/30
原状回復とは、賃貸物件を利用していた人が退去時に入居時の状態に戻す事を言いますが、費用については貸主が負担する場合と借主が負担する場合とに分ける事が出来ます。
一般的な日常的な仕様でついた傷や経年劣化による変色などについては貸主が費用を負担する事がほとんどですが、日常的な利用では発生し得ないような傷や汚れがある場合には借主が費用を負担することになります。
床を張り替える必要があるという場合の費用は、損傷具合や依頼する業者によって若干の違いはありますが、6畳の部屋のフローリングを張り替えるという場合の費用としては約16万円以上、無垢のフローリングを使用していた場合には約34万円以上となります。
修復する面積が広ければ広いほど費用は高額になるでしょう。
また、クッションフロアを使用していたという場合、6畳の部屋では約5万円以上となります。
クッションフロアと一口に言っても、性能には違いがあり、遮音性や機能性の高いタイプが使用されていた場合には、費用も高額になる傾向にあり、7万円以上となることもあります。
原状回復工事では、もともと使用されていたものと同じ製品を使用することになりますので、費用が高額であると感じたのであればどのようなクッションフロアが使用されているのかを確認しても良いでしょう。
カーペットを張り替えるという場合、6畳の部屋では約7万円以上の費用が必要となります。
カーペットはグレードによっては普及品・中級品・高級品に分ける事が出来、グレードによって価格は大きく異なります。
また、ウールカーペットの場合は同じ広さでも高額になり、10万円以上となることも考えられます。
原状回復工事に関するトラブルは年々多くなってきています。
トラブルを避けるためにも、入居時の部屋の状態を写真などに残しておくとともに、退去時には貸主と借主が補修が必要な箇所についての確認をするという事が大切です。
立ち会いをすることが出来ないと後々高額請求をされてしまう可能性もありますので、可能な限り立ち会いをするようにしましょう。
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