原状回復における立ち合いの重要性
2021/01/13
原状回復工事を行う際にトラブルに巻き込まれないために大切なことがあります。それは立ち合いです。
そこで立ち合いがなぜ大切なのか、どうすればいいかについて今回はお話いたします。
立ち合いの重要性
オフィスや事務所、店舗などの退去の際に生じるトラブルの多くは、契約内容や原状回復を行う範囲について、オーナーとテナントとのあいだで認識のズレが生じることによって起きています。
原状回復とは、物件を、入居時の状態に戻すことです。そのため、あらかじめ退去時を見据えて入居前に建物がどのような状態であったかを確認しておくことは必須です。
たとえば最初から破損している箇所があれば、その部分について原状回復で工事費用を負担する必要はありません。
原状回復で借り主が修繕しなければならないのは、故意や過失によって入居後に発生してしまった損耗だけだからです。
そのため、もともとあった破損や設備の故障については、立ち会いにより入居前にしっかり確認しておく必要があります。
たとえば項目をリストアップして一つひとつ丁寧に確認したり、必要な箇所には写真を添付したりして、入居時にはオーナーとテナント双方で同じ書類を保管しておくとよいと思われます。このようにしてお互いに納得のいく形で原状回復を行うためには事前の立会いは大切です。
もう一つ原状回復を行う前に必ず必要になるのが見積もりを作成する前の立ち会いです。
この立ち会いでは、修繕の必要がある箇所を確認したり、オーナーや業者から工事の内容について説明がされたりします。
ここでテナントは不明な点はしっかり確認しなければなりません。どのような工事が行われることになるのかを立ち会いによってきちんと確認しておくことが重要です。
しかし、一般的に原状回復やその工事の方法について、借り主は詳しい知識など持っていないものです。
専門的な用語が飛び交う中でいちいちそれらの意味を確認するのは難しいかもしれません。
そのため、このような立ち会いの際には専門的な知識を持つ業者などに同行・代行を依頼するのもひとつの方法です。
我が社は原状回復の専門業者になります。
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