原状回復とスケルトンは同じものではない!両者の違いについて
2018/09/12
原状回復工事について調べようとすると、「原状回復(スケルトン)」という表記をよく見かけます。
このように書かれていると、原状回復工事とスケルトンが全く一緒の工事であるかのように思えますが、この2つ、実は別物なのです。
では、この2つの工事は一体どのようなものなのか。それぞれの工事について解説する中で、2つの違いを見ていきましょう。
まずはスケルトン工事について見ていきましょう。
スケルトン工事とは、内装を完全に解体し、壁、天井、配管、排気設備などを入居時の状態に戻すことです。
コンクリート打ちっ放しの状態に戻すと表現すれば理解しやすいのではないでしょうか。
一般の住宅においては、骨組みを残して、内装や設備機器を全て取り替える工事を指します。
建て替えよりも工期が短く、コストが抑えられるなどメリットも多くあります。
また、傷んでいる柱や梁を変えることで、耐久性、耐震性を向上させることもできます。ス
ケルトンとは文字通り、借りていた物件を、「骨組み」の状態に戻す工事なのです。
これに対し、原状回復工事とはどのようなものなのでしょうか。
平たく表現すると、原状回復とは、内装を入居時と同じ状態に戻す工事のことを指します。
具体的には床やクロスの貼り替え、はがれた塗装の塗り直し、タバコの臭いを消すためのハウスクリーニングなどを行います。
水道、ガス、電話回線に関する工事を行うこともあります。
注意しておきたいのは、この工事はあくまでも借りた時の状態に戻す工事ですので、借りていたテナントを新築同様完璧に修繕する工事ではないということです。
退去時の原状回復が義務づけられていることが多いですが、これは決して経年劣化や入居時に元々あった汚れや傷を修復する義務があるという意味ではありません。
工費の節約のためにも、入居の際に、既にある傷や汚れを貸し主とともに確認しましょう。
また、価格トラブルを避けるためにも、回復工事を依頼する前に、専門業者と大家立ち会いの下、修繕箇所の確認と工費の見積もりを行いましょう。
ご覧頂いた通り、2つの工事は全くの別物です。
しかし、自分の場合どっちの工事を選ぶべきなのかと悩む必要はありません。
工法は違えど、どちらも目的は「テナントを借りた時の状態に戻す」ということです。
したがって、借りた際にテナントがスケルトン状態であったのならスケルトン工事、内装が整っていたのなら原状回復工事を依頼すれば良いのです。
スケルトン、また、原状回復工事を専門としている業者もあるため、2つの工事の違いを理解した上で業者選びを行いましょう。
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