借りていた家を貸主に返却する時には、原状回復する必要があります。
原状回復とは、家を入居した当時の状態に戻すことです。
通常の使用法による汚れ・傷や経年劣化による損耗は原状回復する必要はありません。

原状回復は主に業者にお願いしてやってもらいます。
多くの方が少しでも費用を安くしたいと考えるのではないでしょうか。
今回は、費用を安くする方法をお伝えします。

□どんなケースで原状回復しなければならない？
いくつか具体例をご紹介します。

・カーペットについた飲み物のシミ
・冷蔵庫周りのサビ
・壁の釘穴やネジ穴
・落書き
・風呂やトイレなど水回りの汚れ

上記のようなケースは借主が原状回復する必要があります。

□費用の相場はどのくらい？
部屋の広さや、汚れ・損耗の程度によって違います。
原状回復のために必要な工事内容は主に、ハウスクリーニングとクロスの張り替えです。
ハウスクリーニングは1LDKで3万程度、クロス張り替えは1m2あたりで1000円程度です。

□費用を安くするには？

*専門業者に見積もりを頼む
家を借りる時には多く場合、敷金を払います。
家を退去する時に、何かしらの損耗があり、原状回復の必要があったとします。
その費用の支払いに敷金が使われます。

しかし、敷金で費用を払いきれない時もあります。
そうならないためには、事前に見積もりをしてもらい、何にどれくらいの金額がかかるのか把握しておくといいでしょう。
事前に確認することで、業者に頼まなくても自分で補修や清掃できる部分を見つけられます。

*借主が最低限の清掃をやる
フローリングを掃いたり、拭いたりするのは自分でもできますよね。
お風呂やトイレ、洗面台などのカビや水アカもある程度きれいにできます。

自分でできる範囲のことはやっておくと、原状回復の費用を抑えられます。
また、日頃からきれいに部屋を保つことをおすすめします。

今回は原状回復にかかる費用の抑え方をご説明しました。
皆さんも退去する時には、業者に見積もりをしてもらったり、自分で清掃をしたりしてみはいかかでしょうか。
原状回復の費用を安くできるかもしれませんよ。