借りていた物件を退去する時の原状回復は、最初の契約時に支払った敷金を使って行われます。
しかし、ひどく汚れているなどの理由で高額の原状回復費を請求されてしまうことがあります。
そんな時に、原状回復に必要となる費用の相場を知っておけば、不当な請求に対処できます。
その相場はいくらぐらいなのか解説します。

 
□原状回復に必要となる費用の相場
費用の相場はおおよそ家賃の2,3か月分です。
最初に支払う敷金もだいたいは家賃の2,3か月分で設定されています。
敷金を払ったにもかかわらず、さらに原状回復費の請求が来た場合、値段のかかる工事をしたのかもしれません。
原状回復での主な作業にかかる費用を下にまとめました。

＊壁紙の張替え　1000円/2㎡
壁にひどい傷やネジ穴があると、この作業が必要になります。

＊下地ボードの交換　30000円/1か所
下地ボードとはフローリングやクロスなどの仕上げ材を設置するための部材です。
建物の耐久性や断熱性、遮音性を高めます。
壁紙やフローリングを超えて、このボードに傷がついていると交換の必要があります。
費用がとても高いので、日ごろから部屋はきれいに使いましょう。

＊床板の張替え　8000円/㎡
床板にカビや破損があると、この作業が必要になります。

＊業者によるクリーニングが必要な汚れ　10000~30000円
お風呂のカビや台所の油汚れ、部屋全体の汚れにそれぞれこの値段がかかります。

自分の部屋がどれくらい汚れていたか思い出してみて、見積もりを立ててください。
もし敷金+請求された金額が見積もりよりも高ければ、物件のオーナーや原状回復を担当した業者に問い合わせましょう。
また、最初の契約で自分が原状回復のどの部分を負担しなければならないのかオーナーと決めているはずです。
そちらも確認してください。

 
□まとめ
原状回復に必要となる費用の相場をご紹介しました。
日ごろから掃除をし、傷を付けなければ負担額はグンと下がります。
費用を抑えるためにもお部屋を大切に使ってください。
モドリーノでは、原状回復のお見積りを無料で行います。
事前にお見積もりをしておけば、トラブルが起きてもすぐに対応できます。
また、モドリーノでお見積もりをして、原状回復を依頼してくだされば、トラブルが起こりません。
まずはお見積もりからしてみてはいかがでしょうか。