こんにちは。
現在お住いの賃貸住宅からの退去を前に少しでも多く敷金を返してもらう、あるいは余分な費用を払わないようにするために重要なのが「原状回復」という概念です。
通常の使用の範囲をこえる損傷や劣化について、借主がその復旧義務を負うという考え方です。
実はその原状回復の対象となりやすいのが部屋に染み付いた臭いです。
そこで今回は退去の前に部屋の匂いを少しでも軽減する方法についてご紹介します。

□臭いの種類
特に多いと言われている臭いの種類は主に2つあります。

1つ目はタバコの臭いです。
近年改正された国土交通省のガイドラインによって、喫煙における臭いやシミは借主側の責任であるとされました。
室内で日常的に喫煙する方は対象となる場合があります。

2つ目はペットの臭いです。
一般的にペットを飼っている人の多くが懸念するのが、壁や床に着いた引っかき傷です。
しかし意外なことにペットを飼うことで発生する臭いも問題となるケースがあります。

□臭いを軽減する方法

＊日頃からの消臭
一番大事なのは日頃から消臭を心がけることです。
空気がこもっている部屋は臭いがつきやすいためこまめな換気が効果的です。
空気清浄機のようなものを使用するのもよいかもしれません。

＊掃除
臭いは壁や床につきやすいものです。
タバコの場合はヤニ、ペットの場合はその体臭や糞尿が臭いとして吸収されていることが考えられます。
掃除の方法の一つとして重曹の活用が注目されています。
重曹はアルカリ性で、ヤニやペットの臭いは酸性の場合が多いと言われています。
アルカリ性と酸性は合わさると中和する性質があるため、臭いを消すのに有効な方法として使われることがあります。

□まとめ
以上、今回は原状回復の対象を減らすためにできる、臭いを軽減させる方法をご紹介しました。
できる場合は自分で対策を、なかなか自分で対策する時間がないという方は専門家に消臭を依頼することを考えてみてはいかがでしょうか。