あなたのDIYは大丈夫?原状回復の観点から見た注意点
2022/01/22
このところ、DIYでリフォームする方が増えているように感じます。
しかし、借家でプチリフォームをする際には注意しなければならないことがあります。
退去時には、契約した時の状態に戻す、いわゆる【原状回復】が必要ということです。
DIYでリフォームすることによって、この原状回復ができない状態になってしまったら大変です。
しかし、今の内装には飽きたからDIYでプチリフォームしたい!とお考えの方もいらっしゃいますよね。
そこで、原状回復ができる状態を維持しながらDIYしていただくために、注意点をいくつか挙げてみます。
*釘を打ったり穴を開けたりはNG*
これは皆さんご承知のことと思います。
釘を打ったりして穴を開けると、借りたときの状態を崩すことになるため、原状回復をしなければなりません。
「穴をふさぐシール」「穴をふさぐクレヨン」などの商品も売ってはいますが、
原状回復の観点からすると、それらでは穴をふさげているという認識にはなりません。
*マスキングテープは難しい*
「退去するときに困らないDIYリフォーム!」と銘打って紹介されるものは、
①マスキングテープを貼る
②その上に粘着力の強い両面テープを貼る
③そこに自分好みの素材を重ねる
という3ステップが多いように見受けられます。
この3ステップだけを見ると、剥がしたら元どおりになるから原状回復も大丈夫!とも思われると思います。
しかし、案外単純ではないのです。
なぜなら、弱い粘着力のマスキングテープであっても、長時間貼っておくと紫外線でのりが分解されてしまうことがあるからです。
分解されたことで残ったベタつきは、「原状回復の大敵」といっても過言ではないくらい、取れにくくてとても厄介です。
*ベランダのリフォームに潜む危険*
殺風景であることが多いため、リフォーム対象になりやすいベランダ。
しかし、ベランダを統一感を持ってリフォームしようと思うと、思ったよりも大規模なDIYとなり、
避難はしごをふさぐなどして、避難経路を断ってしまうことがあります。
こうしたリフォームは危険ですし、解体が難しい場合は、次の入居者にとっても危険になります。
自分でできるDIYは非常に楽しいものです。
しかし、あくまでも借家は借家。
「退去の日がある」ということを念頭に置きながら、DIYされることをおすすめします。
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