こんにちは。
「賃貸で借りている部屋の退去が近づいているけど、いつぐらいに原状回復の工事を依頼すれば良いかわからない」という方はおられませんか？
原状回復は借りている部屋の種類や貸主によって、行うタイミングが異なることがあります。
そこで今回はどのようなタイミングで原状回復をすべきかをご紹介します。

□アパート、マンション等の住居
住居用に借りている賃貸の場合、一般的には退去後に原状回復の工事を行います。
そこで確認された経年劣化による汚れや傷みは貸主の負担、借主の使用、責任における汚れや傷みは借主の負担になることが多いです。
ただし例外的に賃貸契約の中で退去前に原状回復を行うと記載されている場合もないとは言い切れないため、入居時にあらかじめ確認しておくことが必要となります。
また退去後の原状回復工事に立会いが必要な場合、大家さんに立会いを頼むと手数料を取られてしまうことがありますので注意をしておくとよいかもしれません。

□オフィスや店舗
住居用の賃貸とは違いオフィスや店舗の賃貸の場合、大半は退去前の原状回復工事をすることが求められます。
契約の通りに退去前の原状回復工事を行わなかった場合、退去後の原状回復工事期間の賃料を上乗せで請求されてしまう恐れがあります。
こちらも住居用と同様賃貸契約の中に原状回復が必要になる状況やタイミングが記載されていることがありますので、トラブルを避けるためにも一度確認しておくことが大切です。
また借りている敷地面積が広ければ広いほど、汚れが多いほど施工期間が長くなる可能性があります。
事前に貸主や不動産会社、原状回復工事の施工業者に相談しておくのも一つの手として考えられます。

□まとめ
以上、今回は原状回復が必要となる状況についてご紹介しました。
実は退去時に部屋の貸主側と借主側との間で問題が起こりやすいのがこの原状回復です。
適切な取引でお互いが気持ちよく退去手続きを行うためにも、一度専門家にご相談されてみてはいかがでしょうか。