内装解体工事で大切な「養生」とは???
2022/06/04
「養生」(ようじょう)とは「生を養う」という字のごとく、本来は健康に留意することを意味しています。
病気をした人に対し、体を休めて早く回復するようにという思いを込めて「養生してね」と声をかけることもあれば、生活習慣に気を付けてしっかり健康管理をしてね、という戒めの意味で使用されることもあります。
そんな一般的な「養生」に対し、建築用語としての「養生」は、建築作業中に材料が飛散したり、工具が当たったりして、建材や部材、工事範囲外の部分が汚れたり破損したりすることのないよう、保護することをいいます。
引っ越しの作業においても、運び入れる家具が当たって傷がつくことのないよう、キルティングのマットやフロアシートで床や壁を被うなどして養生しますよね。
エアコンや換気扇といった設備のメンテナンスや掃除業者も、必ず周囲をシートで養生してから作業を行います。
傷や汚れのつく可能性がある作業を行う上で欠かせないのが、「養生」です。しかし、養生はただ周囲を保護すればよいというものではありません。実は、作業の精度や品質を上げる上でも、養生は非常に大切な役割を担っているのです。
中でも、建築工事においては構造体や建物本体の保護の他、塗装の際の汚れを回避するためにも、養生作業は大変重要となります。
内装工事や設備工事を行う際の養生は、建物内部の工程はすべてが同時に進行するわけではありませんから、仕上げが終わった所は他の作業の際に傷や汚れがつかないよう、ビニールやシートで被って保護しておきます。
また、外壁や屋根といった外装の工事を行う際には、粉塵や材料の飛散によりお隣さんに迷惑がかからないよう、足場の外周にシートを張って養生する必要があります。
外壁や屋根を施工する前の段階で台風の予報があれば、建物全体をシートで被って養生するなどの対処も求められます。
新築に限らずリフォーム工事の際にも、改修範囲以外のところはしっかりと養生して、傷や汚れがつかないよう配慮しなければなりません。
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