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アスベストの定性分析の費用相場は?解体前に必要な総額と注意点を解説

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アスベストの定性分析の費用相場は?解体前に必要な総額と注意点を解説

アスベストの定性分析の費用相場は?解体前に必要な総額と注意点を解説

2026/03/132026/03/13


新しく店舗を出店しようとして、既存店舗の内装解体や原状回復工事を進めようとしたとき、
「アスベストが含まれている可能性があるため調査が必要です」
と言われて、戸惑った方も多いのではないでしょうか。

特に多いのが、次のようなお悩みです。

  • アスベストの定性分析って何?
  • いくらかかるの?
  • 解体するだけなのに、なぜ分析が必要なの?
  • 店舗の原状回復ではどこまで調べればいいの?

 

この記事では、アスベストの定性分析の費用相場を中心に、店舗解体で必要になる理由、総額の考え方、見積りで失敗しないポイントまで、わかりやすく解説します。

1. アスベストの定性分析とは

まず、アスベストの分析には、大きく分けて定性分析定量分析があります。

1-1. 定性分析とは

定性分析とは、アスベストが含まれているかどうかを確認する分析です。

つまり、アスベストが「含まれているか・含まれていないか」を顕微鏡などを使って判定する検査です。

解体や改修の事前調査では、この定性分析が中心になります。

解体・改修工事の初期段階では、まず定性分析を行うのが一般的と説明されています。

1-2. 定量分析との違い

一方、定量分析は、アスベストがどれくらいの割合で含まれているかを調べる分析です。

店舗の解体や原状回復の事前調査では、まず「含まれているかどうか」を把握することが重要なので、最初に必要になるのは定性分析であることが多いです。

ポイント
定性分析はアスベストの有無を確認するための分析であり、定量分析はどのくらいアスベストが含まれているかの違いとなります。

項目 定性分析 定量分析
目的 建材にアスベストが含まれているかどうかを確認するための分析 アスベストがどのくらいの割合で含まれているかを数値で確認するための分析
主な用途 解体・改修工事前の事前調査で、まず最初に実施されることが多い 含有率の確認が必要な場合、処分区分の判断、官公庁案件、補助金申請などで使われることがある
主な手法 位相差・分散顕微鏡法、X線回折分析 など X線回折分析、偏光顕微鏡などを用いて含有率を算出
わかること アスベストの有無、検出された場合はその種類 アスベストの含有率、どの程度含まれているかの数値的根拠
納期の目安 数日~1週間前後 1週間~2週間前後
向いているケース 通常の解体・改修工事前に、まず含有の有無を確認したい場合 定性分析で「含有あり」と判定され、さらに含有率まで必要な場合
位置づけ まず検討する基本の分析 必要な場合に追加で検討する分析

3. アスベストの定性分析の費用相場

ここで、もっとも気になる費用相場を整理します。

3-1. 1検体あたりの費用相場

  • 1検体あたり1.5万円~2万円程度

が費用相場になります。

弊社では分析調査を1.2万円/カ所で行なっております。

また、弊社では、内装解体からアスベスト調査までをセットで行っております。

内装解体とアスベスト調査を別々に依頼すると、現地確認や日程調整、業者同士の連携に手間がかかり、工期の遅れや追加費用につながることがあります。

一方で、内装解体とアスベスト調査をセットで行えば、調査から内装解体までを一括で進められるため、手間・時間・コストを抑えやすいのが大きなメリットです。

3-2. ただし「分析費用」だけでは終わらない

注意したいのは、これはあくまで分析そのものの単価であることです。

実際には、次のような費用が追加で加わります。

  • 書面調査
  • サンプル採取
  • 分析
  • 報告書作成
  • 交通費 など

店舗の内装解体や原状回復で多いアスベストの調査費用は、次のようなイメージです。

内容 費用の目安 補足
書面調査 0万円〜3万円 図面・仕様書・改修履歴の確認
現地調査 3万円〜5万円 現地確認、目視又は採取確認、採取カ所数や難易度で変動
分析調査 1.5万円〜2万円 検体数に応じて増減

内装解体では、合計5万円〜30万円程度になるケースが多いです。

4. 「1検体」とは何か

見積りでよく出てくる「1検体」という言葉が、わかりにくいという方も多いです。

1検体とは、分析に出す1つの試料のことです。

たとえば、店舗内装で次のような材料がある場合、材料や部位が異なれば、別々に採取・分析することがあります。

  • 天井材
  • 壁材
  • 床材
  • 接着剤
  • 下地材
  • 吹付け材
  • けい酸カルシウム板
  • Pタイル

つまり、同じ店舗でも、調べる部位が多ければ、検体数も増え、費用も上がります。

実際のお見積書事例(10検体の場合)

工事内容 数量 単位 単価 金額
サンプル採取 1 25,000 25,000
サンプル分析調査 10 検体 12,000 120,000
合計       145,000

4-1. 小規模で建材数が少ないケース

  • 1~2検体
  • 採取箇所が少ない
  • 通常納期

この場合、総額は5万円~8万円程度に収まることがあります。分析費に加え、簡易な採取や報告書費が含まれるイメージです。

4-2. 一般的な店舗の原状回復前

  • 3~5検体
  • 天井・壁・床など複数部位
  • 現地調査あり

この場合は、8万円~15万円前後を一つの目安として考えるとよいでしょう。

4-3. 複雑な現場・急ぎ案件

  • 改装履歴が多い
  • 建材が多い
  • 夜間対応
  • 特急分析

この場合は、十数万円以上になることもあります。競合でも、納期や追加対応で費用が変動するとされています。

ケース 想定検体数 費用の目安 特徴
小規模で建材数が少ないケース 1~2検体 3万円~8万円程度 採取箇所が少なく、通常納期で進めやすい
一般的な店舗の原状回復前 3~5検体 8万円~15万円前後 天井・壁・床など複数部位を確認
複雑な現場・急ぎ案件 多数 十数万円以上 改装履歴が多く、夜間対応や特急分析が発生

5. 費用の内訳

アスベストの調査費用の見積書では、定性分析の費用以外でも次のような項目に分かれていることが多いです。

1. 書面調査

建築年、竣工図、仕様書、改修履歴、管理会社資料などを確認する費用です。

2. 現地調査

現地で建材の種類や使用箇所を確認する費用です。必要箇所から実際に試料を採る費用です。高所や営業中対応、夜間対応などでは高くなることがあります。

3. 分析調査

定性分析と定量分析があります。顕微鏡などで「アスベストが含まれているか」「アスベストの含有量」を調べる費用です。

4. 総合調査報告書

調査結果をまとめ、工事や行政対応で使える形にする費用です。

5. 諸経費

交通費、駐車場代、出張費などです。

アスベスト調査の見積書の見方
定性分析の単価だけでなく、採取費・報告書費・諸経費まで含めて確認することが大切です。

6. 一定規模以上の工事では報告も必要

アスベスト調査について、もう一つ知っておきたいのが事前調査結果の報告義務です。

労働局の案内では、次のような工事が報告対象です。

  • 解体工事部分の床面積の合計が80㎡以上の建築物の解体工事
  • 請負金額が税込100万円以上の建築物の改修工事
  • 請負金額が税込100万円以上の一定の工作物の解体・改修工事

店舗出店に伴う原状回復や内装改修では、工事金額100万円以上になるケースは珍しくありません。

そのため、「小さな工事だから大丈夫」と思っていても、実際には報告対象となる場合があります。

厚生労働省:小規模工事等の着工前に必要な手続きについて

7. 費用が高くなるケース

アスベストの調査費用が高くなりやすいのは、次のようなケースです。

建材の種類が多い

調べる材料が多いほど検体数が増えます。検体数が増えれば、分析費は上がります。

図面や改修履歴がない

資料がないと、現地での確認作業や採取箇所が増えやすくなります。結果として調査費が高くなることがあります。

急ぎで結果が欲しい

分析期間は数日から1週間前後と案内されており、急ぎ対応では割増になるのが一般的です。

営業中・夜間対応が必要

店舗営業を止められない場合、夜間や時間指定での調査となり、人件費が上がることがあります。

高所や特殊部位の採取

天井裏や配管周りなど、採取しにくい場所は手間がかかるため、費用が増えやすいです。

8. 費用を抑えるコツ

アスベストの調査費用を抑えたいなら、実務的には、次の工夫が効果的です。

図面や改修履歴を揃える

竣工図、仕様書、過去の改装履歴、管理会社資料などがあると、無駄な採取や調査工数を減らしやすくなります。厚生労働省の案内でも、発注者には設計図書などの情報を施工業者に知らせる配慮が求められています。

工事直前ではなく早めに相談する

工事直前だと、特急対応になりやすく、費用が上がります。通常納期で進められれば、余計なコストを抑えやすくなります。競合でも分析期間は数日~1週間前後とされているため、余裕を持った依頼が有利です。

1検体単価だけではなく総額で比較する

1検体単価は安くても、採取費や報告書費が別料金の場合があります。見積りを比較するときは、次の項目まで含めて確認しましょう。

  • 書面調査
  • 現地調査
  • 分析費
  • 報告書費
  • 諸経費

9. 業者選びで失敗しないポイント

有資格者が対応しているか

アスベストの事前調査は、厚生労働大臣が定める講習を修了した者「建築物石綿含有建材調査者」が行う必要があると案内されています。

そのため「建築物石綿含有建材調査者」が在籍しているかも必ず確認した方がよいです。

弊社では、建築物石綿含有建材調査者の資格保有者が在籍しておりまして、アスベスト調査も行っております。

ご不安な場合はお気軽にお問い合わせください。

10. よくある質問

Q1. 必ず定性分析まで必要ですか?

必ずしもすべての工事で定性分析まで必要とは限りません。ただし、解体・改修工事では事前調査が必要で、資料確認や現地確認だけで判断できない場合には、分析調査が必要になります。

Q2. 何日くらいで結果が出ますか?

定性分析の分析期間は数日から1週間前後と案内されています。急ぎ対応では追加費用がかかることがあります。

Q3. 店舗の原状回復ではどこを調べることが多いですか?

天井材、壁材、床材、接着剤、下地材、配管周り、吹付け材などが対象になることがあります。

個別現場によって異なるため、最終的には現地調査で判断します。

Q4. 小さい店舗でも必要ですか?

はい。報告義務の基準と、事前調査が必要かどうかは別です。

労働局資料では、床面積や請負金額にかかわらず、建築物の解体・改修工事は原則事前調査が必要と示されています。

Q5. 費用負担は誰がするのですか?

賃貸借契約の内容によりますが、退去時の原状回復であれば借主負担となる事が多いです。

11. まとめ

  • アスベストの定性分析の費用相場は、1検体あたりおおむね1.5万円~2万円程(弊社では1.2万円/カ所で行なっております)
  • ただし、実際に支払う金額は、分析費だけではありません。
  • 書面調査、現地調査、検体採取、報告書作成、諸経費などが加わるため、総額では数万円~十数万円程度になることもあります。
  • また、解体・改修工事では原則として事前調査が必要で、一定規模以上では報告義務もあります。

そのため、店舗出店や原状回復の前には、次の4点を意識することが大切です。

  • 図面や改修履歴を揃える
  • 工事直前ではなく早めに相談する
  • 1検体単価ではなく総額で比較する
  • 有資格者対応かを確認する

アスベスト調査は、単なる追加コストではありません。

安全に工事を進めるため、法令を守るため、そして出店スケジュールを遅らせないための重要な準備です。

費用だけでなく、どこまで調べる必要があるのかまで含めて、早めに確認しておきましょう。

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MODEReNO ~原状回復・解体工事のモドリーノ~
住所: 愛知県尾張旭市下井町前の上1734

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