皆さんは「原状回復工事」をご存知でしょうか。
借りていた物件の室内を入居する前の状態に戻すために行う工事のことです。
今回は、原状回復工事の特徴をお伝えします。

□原状回復工事って何？
原状回復工事とは借りているマンションやアパートの契約が終了して、退去するときに行う工事です。
物件の使い方にもよりますが、入居前の状態に戻すための工事内容にはいろいろなものがあります。
詳しくは後でお伝えします。

工事をすることのメリットがいくつかあります。

1つは新しい入居者に来てもらいやすくなることです。
工事は退去の度に行うので、次に利用しようと考えている人が室内を見学に来た時にきれいな印象を与えられます。
皆さんの中にもお部屋探しをする時には、部屋のきれいさを重視されている方が多いのではないでしょうか。

他には、物件の劣化や損傷を抑えられ、物件としても価値を高いまま保て、定期的に修繕が行われるので大きな修繕を避けることができ、その物件を運用していくためのコストを下げられるというメリットもあります。

□どんな工事をするの？
工事の内容は主に、ハウスクリーニングとクロスの張替えです。

＊ハウスクリーニング
部屋を修繕するというのではなく、清掃をすることです。
掃除機をかけたり、ホコリを落としたりは自分でもできます。
しかし、フローリングに染み付いた汚れやキッチン、トイレなどの水回りの汚れを自分で全部きれいにしようと思うとなかなか大変です。
そういった汚れも清掃のプロ達がきれいにして、新品のような状態にしてくれます。

*クロスの張替え
クロスは日光によって焼けて変色してしまったり、部屋の中の様々なニオイを吸収したりします。
そういったニオイや汚れを無くすためにクロスを張り替えます。

今回は、原状回復工事の特徴についてご説明しました。
自分で入居前の状態にするのは非常に手間がかかります。
工事にはメリットがたくさんあるので、ぜひ退去する時には検討してみてはいかかですか？