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アスベストの分析調査の費用相場|解体工事前に必要な調査と料金の目安

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アスベストの分析調査の費用相場|内装解体工事前に必要な調査と料金の目安

アスベストの分析調査の費用相場|内装解体工事前に必要な調査と料金の目安

2026/03/062026/03/13


新しく店舗を出店するために、既存の内装を解体する必要がある。
その際、解体業者や管理会社から

「工事の前にアスベストの事前調査が必要です」

と言われて、初めてアスベスト調査の存在を知ったという方も多いのではないでしょうか。

ただ、ここで多いのが、「分析調査って何をするの?」「費用はいくら?」「見積りはどう増える?」「補助金は使える?」という疑問です。

しかも、出店や原状回復はスケジュールがタイトになりやすく、アスベスト調査の理解が曖昧なまま進めると、着工の遅れ・追加費用・再調査が起きやすくなります。

そこで本記事では、アスベストの分析調査の費用相場について、「何に費用がかかるのか」「どんなときに高くなるのか」「どうすれば無駄な出費を減らせるのか」を、実務の流れに沿ってわかりやすく解説していきます。

1. アスベストの分析調査とは

アスベストの分析調査とは、建物に使われている建材に、アスベスト(石綿)が含まれているかどうかを調べるための調査です。

アスベストは、かつて建材として広く使用されていました。理由は、耐火性・断熱性・防音性・耐久性に優れており、しかも比較的安価だったからです。

そのため、古い建物では、次のような部分に使われていた可能性があります。

  • 天井材
  • 壁材
  • 床材
  • 接着剤
  • 断熱材
  • 配管の保温材
  • 吹付け材

しかし、アスベストは繊維が非常に細かく、飛散したものを吸い込むと健康被害につながるおそれがあります。

厚生労働省のサイトに下記のように記載があります。

解体・改修工事を行う際には、その規模の大小にかかわらず工事前に解体・改修作業に係る部分の全ての材料について、石綿(アスベスト)含有の有無の事前調査を行う必要があります。

出典:石綿総合情報ポータルサイト

アスベストの事前調査は、任意ではなく義務化されております。

そのため、解体工事や改修工事の前には、アスベストが含まれているかどうかを事前に確認する必要があります。

ここで重要なのは、単に「古い建物だから危ない」という話ではなく、工事で壊す・剥がす・削る・穴を開ける箇所に、アスベスト含有建材があるかどうかを確認することです。

つまり、アスベストの分析調査は、安全のためだけでなく、工事を止めないための実務上も重要な調査といえます。

ポイント
アスベスト調査というと大規模な解体工事だけの話と思われがちですが、店舗の内装解体・原状回復・リニューアル工事でも必要になります。

2. なぜ内装解体工事前にアスベスト調査が必要なのか

 

内装解体工事や内装工事では、建材を壊したり、剥がしたり、切断したりする作業が発生します。

もし、その建材にアスベストが含まれていた場合、工事の際に粉じんとして空気中に飛散する可能性があります。

飛散すると、次のような人に影響が及ぶおそれがあります。

  • 現場の作業員
  • 近隣住民
  • 同じ建物内の他テナント
  • 通行人

このような健康被害のリスクがあるため、解体・改修工事では事前調査が法令上求められています。

また、アスベスト調査をしないまま工事を進めると、次のようなトラブルが起きやすくなります。

  • 工事途中でアスベストが見つかり、工事が止まる
  • 追加調査が必要になり、着工日が遅れる
  • 急な除去工事で予算オーバーになる
  • 管理会社やオーナーとの協議が長引く
  • 行政対応が必要になり、段取りが複雑になる

特に店舗出店では、オープン日が決まっているのに、アスベスト調査が後手に回って工期が止まるという失敗が起こりやすいです。

アスベスト調査は「法律対応」のためだけではなく、「工期遅延と追加費用を防ぐため」にも必要です。

3. アスベスト調査の種類

アスベスト調査は、大きく分けると次の3つです。

  • 書面調査
  • 目視調査
  • 分析調査

この3つを理解しておくと、見積書の内容がかなりわかりやすくなります。

3-1. 書面調査

書面調査とは、設計図書や仕様書、改修履歴などを確認して、アスベスト含有建材が使われている可能性を調べる調査です。

具体的には、次の資料が使われます。

  • 設計図
  • 施工図
  • 仕上表
  • 改修履歴
  • メーカー資料
  • 建材の製品情報

書面調査のメリットは、現地を壊さずにある程度の判断ができる点です。

ただし、古い建物では図面が残っていないことも多く、また改修工事で現況と図面が違っているケースもあります。そのため、書面調査だけで最終判断できるとは限りません。

3-2. 目視調査

目視調査は、実際に現地を確認して、工事で触る箇所の材料を調べる調査です。

たとえば、次のような部位を見ます。

  • 天井材・天井裏
  • 壁材・間仕切り
  • 床材・巾木
  • 機械室や配管まわり
  • ダクトや設備の保温材

現場の状況を直接確認できるため、図面と実際の違いを把握しやすいというメリットがあります。

ただし、見た目だけではアスベストの有無がわからない建材も多く、疑わしい部位は分析調査に進むことになります。

3-3. 分析調査

分析調査とは、建材の一部を採取して、専門の分析機関でアスベストの有無や種類を確認する調査です。

一般の方が「アスベスト調査の費用」と聞いてイメージするのは、この分析調査の費用であることが多いです。

分析調査で確認される内容の例は次の通りです。

  • アスベストが含まれているかどうか
  • どの種類のアスベストか
  • どの程度含有しているか

つまり、分析調査は「怪しいかもしれない」を「含有あり・なし」で確定させる工程です。

注意
目視や書面だけで判断がつかないのに分析を省略すると、当該建材をアスベスト含有とみなして対応する必要があります。

結果的に、分析を省いた方が高くつくこともあります。

4. アスベスト分析調査の費用相場

では実際に、アスベスト調査にはどの程度の費用がかかるのでしょうか。ここでは一般的な相場感を整理します。

4-1. 書面調査の費用

書面調査の費用相場は、0万円〜3万円程度が目安です。(弊社では無料で行なっております)

比較的簡易な確認で済む場合は低めで収まりますが、図面が複雑で確認箇所が多い場合は金額が上がることがあります。

4-2. 目視調査の費用

目視調査の費用相場は、3万円〜5万円程度が目安です。(弊社では10カ所まで2.5万円で行なっております)

建物の規模、調査対象の範囲、天井裏や狭所確認の有無などによって費用が変わります。

4-3. 分析調査の費用

分析調査の費用相場は、1検体あたり1.5万円〜2万円程度が一つの目安です。(弊社では1.2万円/カ所で行なっております)

たとえば、次のような部位ごとに検体採取が必要になることがあります。

  • 天井材
  • 壁材
  • 床材
  • 接着剤
  • 断熱材

つまり、調べる部位が増えれば増えるほど、検体数が増えて費用も上がるということです。

また、分析には「定性分析」「定量分析」などの違いがあり、求められる内容によって費用差が出ることもあります。

弊社では、アスベスト調査から内装解体までをセットで行っております。

アスベスト調査と内装解体を別々に依頼すると、現地確認や日程調整、業者同士の連携に手間がかかり、工期の遅れや追加費用につながることがあります。

一方で、アスベスト調査と内装解体をセットで行えば、調査から内装解体までを一括で進められるため、手間・時間・コストを抑えやすいのが大きなメリットです。

4-4. 店舗解体で多い費用感

店舗の内装解体や原状回復で多い費用感は、次のようなイメージです。

内容 費用の目安 補足
書面調査 0万円〜3万円 図面・仕様書・改修履歴の確認
現地調査 3万円〜5万円 現地確認、目視又は採取確認、採取カ所数や難易度で変動
分析調査 1.5万円〜2万円 検体数に応じて増減

そのため、内装解体では、合計5万円〜30万円程度になるケースが多いです。

実際のお見積り例(10検体の分析調査の場合)

ただし、次のような場合はもっと高くなることがあります。

  • 工事範囲が広い
  • 天井・壁・床の複数部位を調べる
  • 設備まわりの保温材も対象になる
  • 図面がなく、目視と分析が増える

実務上の感覚
同じ「小規模店舗」でも、どこまで壊すかによって費用はかなり変わります。見積りを見るときは、「何平米か」だけでなく、どの部位が対象かを確認することが大切です。

5. アスベスト調査費用が高くなる理由

アスベスト調査の費用は、単純に「古い建物だから高い」というわけではありません。実際には、いくつかの要因が重なって金額が変わります。

5-1. 建物の規模

建物が大きくなればなるほど、確認すべき部位や範囲が増えます。

たとえば、同じ店舗でも次のような違いで調査負担が変わります。

  • 10坪の小規模テナント
  • 複数区画にまたがる大型店舗
  • 事務所・倉庫・バックヤードまで含む物件

規模が大きいほど、調査員の確認時間も長くなり、必要な検体数も増えやすくなります。

5-2. 検体数

最も費用差が出やすいのが、検体数です。

分析調査は、原則として検体ごとに費用が発生します。

たとえば、次のように対象部位が増えると、その分だけ費用も増える傾向があります。

  • 天井材だけ調べる
  • 天井材+壁材を調べる
  • 天井材+壁材+床材+接着剤を調べる

つまり、壊す箇所が多いほど、調査費用が上がりやすいです。

5-3. 分析方法

分析方法によっても費用が変わることがあります。

分析方法 内容 費用感
定性分析 アスベストの有無を調べる 比較的安い
定量分析 含有量まで調べる 比較的高い

求められる報告内容や工事条件によって、どの分析が必要になるかが変わります。

5-4. 工事範囲が未確定

意外と多いのが、工事範囲が固まっていないまま調査を依頼してしまうケースです。

この場合、あとから「やっぱり壁も壊す」「床も剥がす」となり、追加調査が必要になることがあります。

追加調査になると、次のような無駄が発生しやすくなります。

  • 再訪問費用
  • 追加の検体採取費用
  • 分析費用の追加
  • 着工日の再調整

そのため、工事範囲が固まってから調査を進めるのが、結果として一番安く済みやすいです。

6. アスベスト調査費用を安くする方法

アスベスト調査は法令対応として必要ですが、やり方次第では無駄なコストを減らすことができます。

6-1. 内装解体業者にまとめて依頼する

内装解体工事と調査を別々に依頼すると、現地確認が二重になったり、段取り調整に時間がかかったりします。

一方で、内装解体業者が調査も対応できる場合は、調査と工事をまとめて進められるため、費用と日程のロスを減らしやすいです。

とくに店舗の原状回復や内装解体では、工期が短いことが多いため、まとめて依頼できるかは大きなポイントです。

6-2. 補助金を利用する(愛知県名古屋市)

自治体によっては、アスベスト調査や除去に対する補助金制度を設けている場合があります。

たとえば、愛知県名古屋市では、「名古屋市民間既存建築物吹付けアスベスト対策補助事業」があります。

名古屋市内にある民間建築物を対象に、吹付けアスベストに関する分析調査や除去等の費用について補助を受けられる制度です。

  • 分析調査:平均7万円程度の調査費を全額補助(上限15万円)
  • 除去等:工事費の3分の2を補助(上限120万円)

たとえば、分析調査費用が6万円なら6万円補助、12万円なら12万円補助、20万円なら15万円まで補助、というイメージです。

また、除去等の費用についても、規模や工法に応じて金額は異なりますが、上限120万円まで補助されるため、条件が合えば費用負担を大きく抑えられます。

注意
この制度は、予算に達するまでの受付です。申請時期が遅れると利用できないことがあるため、補助金を前提に考える場合は早めの確認が重要です。

名古屋市民間既存建築物吹付けアスベスト対策補助事業のご案内

6-3. 地元の業者に依頼する

遠方の業者に依頼すると、交通費や出張費が加算されることがあります。

そのため、地域で対応できる業者に依頼すると、余計な移動コストを抑えられる場合があります。

また、地元業者の方が行政手続きや地域特性に慣れていることも多く、段取りがスムーズなケースもあります。

6-4. 有資格者の在籍を確認する

アスベストの事前調査は、要件を満たす有資格者が行う必要があります。

もし無資格や要件不備の調査だった場合、報告が受理されず、結局やり直しになって二重費用になるリスクがあります。

そのため、費用だけで比較するのではなく、「建築物石綿含有建材調査者」が在籍しているかも必ず確認した方がよいです。

弊社では、建築物石綿含有建材調査者の資格保有者が在籍しておりまして、アスベスト調査も行っております。

ご不安な場合はお気軽にお問い合わせください。

7. アスベスト調査の流れ

実務では、アスベスト調査は次の順番で進むことが多いです。

STEP1:工事範囲の確認

まず、どこを壊すのか、剥がすのか、穴を開けるのかを整理します。ここが曖昧だと、調査範囲も曖昧になります。

STEP2:書面調査・目視調査

図面や仕様書の確認と現地確認を行い、疑わしい材料を洗い出します。

STEP3:検体採取・分析(必要に応じて)

必要に応じて建材を採取し、分析機関で調べます。

STEP4:調査結果の整理・報告

報告対象工事であれば、電子報告等の対応が必要になります。

STEP5:含有ありの場合は除去方法を検討

アスベストが含まれていた場合は、通常の解体ではなく、除去方法・届出・養生・廃棄方法などを含めて工程を組み直す必要があります。

「工事の直前に調査する」のではなく、「物件確定後できるだけ早く調査段取りを組む」のが、工期を止めないコツです。

8. アスベスト調査をしないリスク

アスベスト調査をしないまま解体や改修を進めると、次のようなリスクがあります。

  • 工事停止命令
  • 行政指導
  • 罰則
  • 追加の調査費用
  • 工期延長
  • 近隣トラブル
  • オーナーや管理会社との信頼低下

特に店舗出店では、工事が止まると、内装工事だけでなく、厨房機器搬入・看板工事・採用・広告開始時期までずれ込むことがあります。

そのため、アスベスト調査は「やるかやらないか」ではなく、「いつ、どう段取りするか」が重要です。

9. よくある質問(Q&A)

Q1. アスベスト調査は必ず分析まで必要ですか?

必ずしもすべてが分析まで必要とは限りません。書面調査や目視調査で特定できる場合もあります。ただし、判断がつかない材料がある場合は、分析で確定する方が安全で確実です。

Q2. 小さな店舗でも費用はかかりますか?

はい。小規模でも、壊す・剥がす・削る箇所があれば調査対象になります。ただし、建物規模よりも調査対象の部位数や検体数の方が費用差に影響しやすいです。

Q3. 図面がない物件はどうなりますか?

図面がない場合は、目視調査の比重が高くなり、不明部位は分析調査に進みます。そのため、図面がある物件より費用が上がることがあります。

Q4. 補助金はどんな調査でも使えますか?

自治体ごとに対象条件が異なります。必ず事前に自治体の対象条件を確認することが大切です。

Q5. 見積りを比較するときのポイントは何ですか?

総額だけでなく、書面調査・現地調査・分析調査費用がどう分かれているか、さらに追加検体が出たときの単価まで確認すると比較しやすくなります。

10. まとめ

  • アスベストの分析調査とは、建材にアスベストが含まれているかを確認する調査
  • 内装解体工事や改修工事の前には、事前調査が必要になる
  • 費用相場は、書面調査0万円〜3万円、現地調査3万円〜5万円、分析調査は1検体1.5万円〜2万円程度
  • 内装解体では、合計5万円〜10万円程度が一つの目安
  • 費用差は、建物規模よりも「どこを壊すか」「検体数がいくつか」で出やすい
  • 名古屋市では条件により補助金制度を利用できる場合がある
  • 有資格者に依頼し、早めに段取りすることが、無駄な追加費用を防ぐコツ

アスベスト調査は、単なる法令対応ではなく、工事を安全に、そして予定通りに進めるための重要な準備です。

特に店舗出店や原状回復では、スケジュールの遅れがそのまま損失につながることもあります。「後で調べればいい」ではなく、「工事計画と同時に調査を動かす」ことが大切です。

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MODEReNO ~原状回復・解体工事のモドリーノ~
住所: 愛知県尾張旭市下井町前の上1734

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