株式会社モドリーノ

壁紙の接着剤にアスベストは含まれる?内装解体前に確認したい調査ポイントを解説

0561-76-1186 無料お見積もり

[営業時間] 9:00 〜 17:00 / [定休日] 土曜日・日曜日・祝日及び年末年始

壁紙の接着剤にアスベストは含まれる?内装解体前に確認したい調査ポイントを解説

壁紙の接着剤にアスベストは含まれる?内装解体前に確認したい調査ポイントを解説

2026/04/272026/04/27


店舗の移転に伴う原状回復や内装解体を進める際に、

壁紙の接着剤にアスベストが使われているかもしれない

内装解体前に調査が必要ではないか

と不安になる方は少なくありません。

特に古い店舗や事務所、施設などでは、壁紙そのものだけでなく、接着剤、パテ、下地材など複数の材料が重なって施工されていることがあります。

表面だけを見ても、どの材料が使われているのか分かりにくいため、自己判断が難しいケースもあります。

 

また、壁紙の張り替えだけのつもりでも、実際には下地補修や一部解体が必要になり、工事の対象範囲が広がることもあります。

 

そのため、解体前の段階で「壁紙の接着剤とアスベストの関係」を正しく整理しておくことが大切です。

1. 壁紙の接着剤とは?

壁紙の接着剤とは、壁紙を下地に貼り付けるために使われる材料のことです。

 

店舗や事務所の内装では、壁紙そのものだけでなく、下地調整のためのパテ、接着剤、下地ボードなどが組み合わされていることが一般的です。

 

そのため、「壁紙にアスベストがあるのか」を考えるときも、壁紙一枚だけを見るのではなく、裏側にある材料まで含めて確認することが重要になります。

2. 壁紙の接着剤にアスベストは含まれるのか

最も多い疑問は、「壁紙の接着剤にアスベストは含まれるのか」という点です。

 

結論からいうと、壁紙の接着剤にアスベストが含まれるかどうかは、一律には言えません。

 

理由は、壁紙まわりの施工が建物や時期によって異なるためです。

 

壁紙そのもの、接着剤、パテ、下地ボードはそれぞれ別の材料であり、どこに何が使われているかは、図面や仕様書、改修履歴、現地確認をしなければ分からないことがあります。

 

また、壁紙が新しく見えても、その下に古い下地材や接着剤が残っている可能性があります。

見える部分だけでなく、解体時に触る範囲全体で考えることが大切です。

誤解しやすい点

「壁紙が新しいから安全」「表面がきれいだから問題ない」と決めつけるのは危険です。
正しくは、壁紙だけでなく接着剤・パテ・下地まで含めて考える必要があります。

3. なぜ壁紙の接着剤でアスベスト調査の話が出るのか

3-1. 接着剤は施工後に見えなくなる

壁紙の接着剤は、施工後は壁紙の裏側に隠れてしまいます。

 

そのため、現地で見ても壁紙の表面しか確認できず、接着剤の種類や施工時期が分かりにくいことがあります。見た目だけで判断しにくいことが、不安につながりやすい理由の一つです。

3-2. 壁紙だけでなく周辺材が問題になることがある

壁紙そのものだけでなく、パテ、下地ボード、接着剤などが確認対象になることがあります。

壁紙単体ではなく、施工されている層全体を見る必要があります。

3-3. 原状回復や内装解体では工事範囲が広くなりやすい

店舗移転や原状回復では、壁紙の張り替えだけでなく、下地補修、ボードの撤去、取り合い部分の解体まで工事対象になることがあります。

実務上の考え方

壁紙の接着剤が気になる場合でも、見るべきなのは接着剤だけではありません。
壁紙、パテ、下地、取り合い部分まで含めて、工事で触る範囲全体を確認することが大切です。

4. 壁紙まわりで特に確認したい材料

4-1. 壁紙そのもの

壁紙そのものが問題になるかどうかだけでなく、どのような種類の壁装材か、いつ施工されたか、改修履歴があるかを確認することが大切です。

4-2. 接着剤

今回のテーマの中心です。接着剤は壁紙の裏側にあり、通常の使用状態では見えません。

そのため、図面や仕様書、改修履歴がない場合、現地だけで判断するのは難しいケースがあります。

4-3. パテなどの下地調整材

壁紙の下には、下地を平滑にするためのパテが使われることがあります。

表面からは見えませんが、壁紙を剥がすと出てくる部分であり、工事内容によっては確認対象になります。

4-4. 下地ボード

壁紙の下にある下地ボードも重要です。壁紙を剥がすだけのつもりでも、実際には下地補修やボード撤去が必要になることがあります。

4-5. 材料をまとめて見ることが大切

ここがポイント

見える部分だけでは判断しにくいため、
壁紙、パテ、接着剤、下地ボードのどこまで工事対象になるのかを整理し、工事で触る範囲全体を確認することが大切です。

材料 主な位置 確認のポイント
壁紙 表面仕上げ 種類、施工時期、改修履歴を確認する
接着剤 壁紙の裏側 見えないため、図面や仕様書、現地確認が重要
パテ 下地調整部分 壁紙を剥がした後に現れることがある
下地ボード 壁紙のさらに下 下地補修や撤去が必要になる場合に確認対象になる

5. 見た目だけでアスベストが含まれているか判断できる?

結論として、見た目だけで正確に判断するのは難しいです。

 

壁紙の色や新しさ、表面の状態だけでは、接着剤や下地材の内容までは分かりません。

自己判断で壁紙を無理に剥がす、削る、壊すといった行為は避けたほうが安全です。

自己判断で起こりやすいこと

  • 壁紙だけ見て安全と判断してしまう
  • 工事直前になって追加調査が必要になる
  • 貸主や工事会社との認識にズレが出る

6. 店舗移転・内装解体前に調査が必要なケース

基本的には、解体・改修工事を行うなら事前調査が必要という前提で考えるのが安全です。

 

  • 建物や内装材が古い
  • 壁紙の接着剤や下地材の種類がわからない
  • 図面や仕様書が残っていない
  • 壁紙だけでなく下地まで撤去する
  • 原状回復工事で広範囲の撤去がある
  • 退去日や開店日が決まっていて工程遅延を避けたい

移転時に特に意識したいこと

  • 退去日から逆算して早めに調査相談する
  • 図面・現場写真・改修履歴をできる範囲でそろえる
  • 壁紙本体だけでなく、接着剤や下地材も見る
  • 貸主・管理会社・工事会社との認識ズレを防ぐ

7. 事前調査の流れ

7-1. 書面調査

まずは、設計図書、仕様書、改修履歴、メーカー資料などを確認します。

この段階で、壁紙、接着剤、パテ、下地ボードのどこに確認が必要かを整理します。

7-2. 目視(現地)調査

現地で表面、めくれ、取り合い部分、改修跡などを確認します。

見える面だけではなく、この工事でどこまで触るかという視点で確認することが重要です。

7-3. 必要に応じて分析調査

書面と目視だけでは判断できない場合、試料採取と分析に進むことがあります。

特に、複数の材料が重なっている場合は、どの位置を採取するかが重要になります。

7-4. 工事計画へ反映

調査結果は、その後の解体方法、養生、処分方法、工程計画などに関わります。

調査は単なる確認作業ではなく、工事を安全かつ円滑に進めるための前提になります。

 

店舗移転や内装解体では、調査の遅れが工期全体に影響することがあります。

図面や現場写真、改修履歴がそろっていると、事前相談や調査が進めやすくなります。

早めの確認が大切です。

 

弊社では、アスベスト調査から内装解体までをセットで行っております。

アスベスト調査と内装解体を別々に依頼すると、現地確認や日程調整、業者同士の連携に手間がかかり、工期の遅れや追加費用につながることがあります。

一方で、アスベスト調査と内装解体をセットで行えば、調査から内装解体までを一括で進められるため、手間・時間・コストを抑えやすいのが大きなメリットです。

8. 押さえておきたい法対応の基本

現在、建築物の解体・改修工事を行う際は、一定の要件を満たす有資格者等による事前調査が必要です。

建築物の事前調査は、建築物石綿含有建材調査者などの資格要件を満たす者が行う必要があります。

さらに、2026年1月からは、対象となる工作物についても、一定の要件を満たす者による事前調査が必要になりました。

ポイント

店舗の内装改修・解体工事では、請負金額が税込100万円以上の場合、事前調査結果の報告が必要になります。

また、建築物を解体する場合で、解体部分の床面積の合計が80㎡以上のときも報告対象です。

報告は電子システムを通じて行います。

無調査のまま解体を進めて、後からアスベスト含有建材が見つかった場合、工事の中断や追加調査、工程の見直しが必要になるおそれがあります。

報告義務違反など法令違反の内容によっては、罰則の対象となる可能性もあります。

 

 

注意したい点

  • 事前調査は、工事の規模に関係なく原則必要
  • 建築物の改修工事は、税込100万円以上で報告対象
  • 建築物の解体工事は、解体部分の床面積の合計80㎡以上で報告対象
  • 対象となる工作物は、2026年1月から資格要件付きの調査が必要
  • 無調査で進めると、工事中断や追加費用、対外的な信用低下につながるおそれがある

退去期限が決まっている店舗移転では、調査の遅れが工期や開店スケジュールに影響することもあります。

そのため、解体前の早い段階で、有資格者による事前調査を前提に準備を進めることが大切です。

9. よくある質問

Q. 壁紙だけなら調査しなくても大丈夫ですか?
一概には言えません。壁紙だけのつもりでも、実際にはパテ補修や下地補修が必要になることがあります。
工事でどこまで触るかを基準に考えることが大切です。
Q. 接着剤にもアスベストはありますか?
一律には言えません。接着剤の種類や施工時期、周辺材との関係を含めて確認する必要があります。
見た目だけでは判断が難しいため、書面調査や現地確認が重要です。
Q. 店舗移転の原状回復でも調査が必要ですか?
はい。原状回復であっても、解体・改修作業に該当する部分があれば事前調査が必要です。
Q. 報告義務が生じるのはどのような場合ですか?
建築物の改修工事では請負金額が税込100万円以上の場合、建築物の解体工事では解体部分の床面積の合計が80㎡以上の場合に、事前調査結果の報告が必要になります。

10. まとめ

壁紙の接着剤について不安を感じたときは、壁紙という名前だけで判断しないことが大切です。

実際の内装壁は、壁紙、接着剤、パテ、下地ボードなど、複数の材料が重なってできています。

そのため、「壁紙にアスベストがあるか」ではなく、工事で触る範囲全体に不明な材料がないかという視点で確認することが重要です。

店舗移転や内装解体の前には、自己判断ではなく事前調査を前提に進めることが大切です。

書面調査、目視(現地)調査、必要に応じた分析調査を行い、安全に工事を進めましょう。

 

--------------------------------------------------------------------
MODEReNO ~原状回復・解体工事のモドリーノ~
住所: 愛知県尾張旭市下井町前の上1734

電話番号 : 0561-76-1186


--------------------------------------------------------------------

当店でご利用いただける電子決済のご案内

下記よりお選びいただけます。